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生まれた赤ちゃんに名前をつけないのはなぜか

小さな和室の[かんばやし塾]の1人塾長、上林です。

英語が世界とつながるツールであるというのは、ずっと変わらないし
この先も変わらず、オンラインという形になっても続くだろうと思います。

英語を学ぶ目的の1つは、何物も介さず、自分の目や耳と頭で世界を知ることです。

20年前、塾では「国際理解教育を英語で」を柱にしていました。
当時、保護者宛に出していた「通信」に「名前」の事を書いたものが目に入りました。

内紛が起こる寸前まで、アフリカのリベリアに住んでいたことのある友人の女性の話です。



リベリアで、毎年ユニセフの母子対象予防接種のカルテを作成された時のこと。
生年月日を「2つ前の洪水があった年の前の乾季」というような
大ざっぱな覚え方をしている人が1人や2人ではなかったそうです。

アフリカは母子が当たり前の社会です。
子どもたちの名前は現代英語名(Mary, Samなど)が少なくなかったのに、一方、
母親たちの名前には不思議なものが多くあり、20人に1人くらいの割合で
"Baby-girlー女の赤ちゃん"と名乗る女性があったと言います。

リベリアではいくつかの部族の間で、子どもが生まれても
5歳になるまでは名前を付けないという習わしがあるのです。
「どうか、5歳の誕生日まで、はしかや下痢、マラリアで命を奪われませんように」
という思いで、親は命名を先延ばしにします。

赤ちゃんに名前があると、死神がその子に呼びかけて「向こうの世界」へ
連れていってしまうから、だそうです。



かわいい赤ちゃんに対して呼びかけたくなるのは、どの文化であっても変わりません。
「名前」がないので「可愛い赤ちゃん」と呼びかけ、無事5歳の誕生日を迎えると
「もう大丈夫」と正式な名前を付けてもらえるのです。

しかし、実際には5歳を過ぎても正式な名前をもらえない子どもたちが
大人になっても"Baby-girl"と名乗っているということのようです。

5歳になった時には、もう親が死亡していたり、身近にいなかったりする場合が
多いのだと言います。
身を持って体験した人の生の声を通して、日本にいる子どもたちは
現実の厳しさを抱えたアフリカの社会や文化を知るのです。



世界を知る、ということは様々な社会や文化を自分から情報を得ることなのです。
メディアの一方的な情報を鵜呑みにするのではなく、あるいは「ああ、そうですか」と
スルーしてしまうのでもなく、立ち止まって自分で考えて発信する。

鋭い感性を持った子どもたちにこそ、そのための土台や礎を作ってやりたい。

スタートは「英語を楽しみながら学ぶ」で良いのです。

日本語でたくさんのことを学んで、その学びの体験から
考えたことを世界の人々と英語で伝え合う。


そんな大人になっていって欲しいと願いながら、まだまだ現役続けます。

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